何かを売るときに大事なこと

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最近読んだ本が、2冊続けて同じようなことをかいてあるものだったのでシェアします。

1冊は、立川光昭さんの本で、「行列請負人」とも呼ばれている人が書いたものです。

もう1冊は、五味一男さんというテレビの番組を作っている方のものです。

2人のやっている仕事は別なのですが、方や多くの人に商品を売ることを仕事にしていて、方や多くの人に番組を見てもらうことを仕事にしています。

しかし、2人が頭に描いていることはそっくり。

それを、詳しく書いていきます。

お客さんはいるのか? 

これは、立川さんが何かを売る前に考えることだそうです。

しかし、元からこのような考えをしていたとか、あるときに思いついたとかではなく、立川さんが始めて入った会社がユダヤ人の経営で、そこで学んだものだそうです。

つまり、ユダヤ人は商売を始めるときには、まずお客さんがいることを確認してから始めるということだそうです。

これは、日本人には今ひとつピンとこないかもしれません。

一般的に日本人が商売をするとき、自分が興味あることや経験あることなどまず商品やサービスを作り出せる状態から始めます。

逆に言うと、商品やサービスが無いのに商売をしようとは考えません。

しかし、ユダヤの人たちは違うそうです。

そこにお客さんがいるとわかれば、自分の得意分野でなくても商売を始めるそうです。

しかし、どんなにいい商品やサービスがあったとしても、買ってくれそうなお客さんがいないと思えば商売は始めないそうです。

ですから、まずはお客さんがいて始めて、商売がスタートすると考えるのだとか。

視聴者はいるのか?

一方、五味さんは番組を作る際に、このように考えるそうです。

テレビの全国キー局で放送する番組は、視聴率1%あたり約80万人見ている人がいるらしいのですが、五味さんが番組を作る時は最低1000万人が見てくれる番組作りを意識するそうです。

視聴率にすると、およそ12%です。

ですから、五味さんは自分が作りたいとか、興味があるとかで番組の内容を決めるのではなく、1000万人が見てくれるかどうかで決めるそうです。

つまり、お客さんがいるかどうかということです。

そのためには、このように大勢が好むものがどのようなものかを判別する力が必要になるそうです。

多くの人が興味を持つであろうことが嗅ぎ分けられなければなりません。

鍛えればできるようになる

この2人の感覚は、私たちには特殊能力のように感じられます。

しかし、2人共これらは訓練で身につくと言っています。

お客さんや視聴者の気持ちになれば、わかってくるそうです。

ただ、常にそのように考える習慣を付けなければいけないようです。

お客様目線とよくいいますが、同じことでしょう。

しかし、わかっていてもできないものです。

できないからこそ、皆ビジネスで苦労するのです。

ただ、できないなりにやろうとしなければ突然できるようになることもないでしょう。

だから、僕たちはこれからずっとお客様の気持を考え続けていくしか有りません。

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