今日もクライアント様とZoomで打ち合わせをしました。
ある資料作成を依頼されていたものを提出し、それについて私がクライアント様に説明を加えていくという流れで進みました。
その途中で、ミスというか、自分の怠け心が出てしまい一歩踏み出すところで、踏み出せませんでした。
今日はそのことについて、話をさせていただきます。
どんな怠け心だったのか?
それは、、、
作業を引き受けるという提案ができなかったことです。
すでに述べましたが、今日の打ち合わせは僕が作った資料を見ながら、その一つ一つに対してどのような意味合いかを説明していくものでした。
資料というのは、そのクライアント様が今考えているホームページのリニューアルで、ページの構成をどうしたらいいのかという提案の資料です。
上から順に、「〇〇のパーツ」「△△のパーツ」といった感じで、文字で書いたものでした。
それを見ながら「このパーツにはこういう意味合いがあります」と僕が伝えていったところで、クライアントのある一言が出ました。
「わかりました。ただ、これだけだとイメージがわかないので、どこかのサイトで似たようなパーツのスクリーンショットを撮って並べましょう。これは、こちらでやりますね」
言葉が出なかった
ここで、僕はそのまま流してしまったのです。
「わかりました」くらいのことは言ったかもしれませんが、本当ならいうべき言葉があったのですが、その言葉は出ませんでした。
あなたは、ここで何を言うべきだと思いますか?
そうですね。
『それ僕がやりますよ』
この一言です。
この一言があれば、仮にクライアント様が自分たちでやることになったとしても、僕に対して好印象を持ってくれるでしょう。
そうではなく、僕がやることになったとしても、売上になります。
話の流れ的に料金をいただけないとしても、貸しを作ることができます。
あなたは「返報性の法則」というのをご存知ですか?
これは、”人は何らかの施しを受けると、その相手に恩返しをしたくなる”という、心理法則の1つです。
簡単に言うと、借りができたら返さないといけない、ということです。
スーパーの試食などがいい例です。
つい、一口食べてしまったら、買わないと申し訳ない気持ちになってしまうアレです。
その「返報性の法則」を発動させる仕込みとなるのに、僕はスルーしてしまったのです。
もちろん、その時は自分でも「ここだ!」という気持ちがあり「返報性の法則」もわかっていたんです。
でも、「今、他に急ぎの仕事もあるし、本人が自分でやると言っているならいいか…」という感じで、大事な一言を言うのを止めてしまいました。
己の敵は己自身だ!
原因はすべて、僕の怠け心です。
他に急ぎの仕事があるとしても、できないことはなかったのです。
そもそも、難しい仕事ではないし、時間もそんなにかかりません。
それなのに、楽をしたいからといって、やり過ごしてしまったのです。
商売はうまくいっている人も、うまくいっていない人もいます。
うまくいっている人が皆、怠け心を持っていないとは言いません。
しかし、うまくいっていない人の中には、その原因が怠け心という人は多いのではないでしょうか。
もちろん、そうではなく、真面目なのにうまくいっていない人もいるでしょう。
しかし、面倒臭がってやるべきことをやっていないから、商売がうまくいっていないというのがほとんどのように、僕は感じます。
結局、ライバルとの競争に敗れる前に、自分との戦いに負けているのです。
「お客様のためにはこうしたらいいだろうな」ということをやれていないから、売れていないのではないでしょうか。
自分との戦いに負けてしまった今日。
しっかり反省し、次に活かしてまいります。
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