実は、昨日ある案件の依頼をされたのですが、料金を聞いて驚きました。
なんと、テストライティング時よりも低いのです。
あれ?と思われましたか?
前もって料金の話をしていなかったのかと。
そうです。
今回は、こちらから金額の話をしなかったら先方から提示することなく、結局正式に依頼となるまで金額提示がなく、最終的に金額が提示されたのが発注後だったのです。
しかも、そこで初めてこちらから金額を訊いて、それでやっと提示してきたのです。
なぜこのようなことが起きたのか、経過をたどりながら見ていきましょう。
始まりはLINE
今回この発注者の方に出会ったのはLINEのスーパーチャットでした。
広告運用をしている人たちのグループで、内容もかなり専門的なチャットである意味おかしな部外者が入ることがないグループといえる感じでした。
このチャット内で見つけたのが「Web広告ライター募集」というものでした…
てっきりセールスライティングだと思って、この人にコンタクトをとったのですが、いわゆるブログ記事のライティングでした。
これは、僕の早とちりなので誰も責められないのですが、なんとなく不穏な気配を感じました。
ただ、一旦申し込んだ以上、話だけでもと思って発注者さんとやり取りを始めました。
なぜか肝心の内容には触れない
そこで、案件の内容等を確認したのですが、なぜか料金については明らかにしてこなかったのです。
ここでも、何か怪しさを感じました。
ここまでで何度か断ることを考えたのですが、Web広告自体は興味があり、お金をもらいながら勉強できるなら多少料金は低くても良いかなという思いもあり、やり取りを続けてまずはテストライティングをしてほしいとなりました。
こちらもOKして、再度内容の確認をして、ここで初めて料金が提示されました。
テストライティングの文字単価で0.7円です。
決して良いものではないですが、テストであればこのようなものだろう、大事なのは本料金だと思って了承しました。
予兆は至るところに
それで、テストライティングの執筆内容などにも同意しました。
内容は基本テキストのみの提出。
つまり、画像選択や装飾、入稿作業などは含まれていませんでした。
それが、作業を始めてしばらくすると発注者から、画像選択、装飾、入稿作業までやってくださいと来ました。
しかも、追加料金等にふれることもなく、お詫びや弁解などの言葉もなく。
この時点で、この案件はよくないなと思ったのですが、少し面白さというか、最終的にどうなるのか興味が出てきて、了承してそのまま作業を続けました。
作業は一通り終え、あとは先方からの返答を待つ状態です。
テストは合格、しかし…
テストは合格でした。
これから正式に発注をするので、月に何本提出できるか、入稿作業はできるかなどいくつか質問が来ました。
しかし、これから発注をしていくというこの連絡の中にも料金の話は一切なしです。
さすがにおかしいと思いました。
そこで、はじめてこちらから料金について質問しました。
返ってきたのが1記事3000円。
実は、記事執筆といっても他の記事を参考にして再構成をして記事にするという内容なので、若干簡単といえば簡単なのですが、それでも文字数は1記事あたり5000文字を超えそうです。
それで3000円ということは、文字単価0.6円。
つまり、テスト時よりも低いのです。
教訓としよう
まず考えなければならないのが、発注者は料金を伝え忘れていたのか、それともわざと伝えなかったのかです。
おそらく伝え忘れたということはないでしょう。
少なくともテストライティング時に先方から金額提示をした際に、本案件の際の金額を伝えていないことは思い浮かんだでしょう。
では、わざと伝えなかったということになるのですが、そうだとすればなぜなのでしょうか?
いくらであっても案件を受けてくれると思ったのか、テストライティングなどをやってしまったら断れなくなるだろうと思ったのか。
いずれにしても、そううまくいくはずがないと思うのですが。
謎といえば、謎です。
ただ、僕としては勉強になりました。
やはり、よくない案件は早い段階でその予兆が見えるものです。
今回でいえば、はじめの条件を無視して、画像選択などを後からやらせようとした時点で、危ない案件であることが伺いしれていました。
今回は、それをわかった上で最後まで付き合ったところがあるのですが、今後はもうこのようなことをする必要はありません。
一般常識的に考えられない言動をとる発注者やクライアントさんからはそうそうに手を引くのがよいとわかりました。
これを読んでいるあなたも、ぜひ気をつけてください。
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