今日は、昨日の話の続きとなります。
昨日、クライアント様のお二人と打ち合わせをして、どちらからも修正を指示されたとお伝えしました。
細かくは違う私的なのですが、元をたどれば同じような原因かなと思い、どちらも紹介しようとしたのですが、長くなりそうだったので1件のみ記事にしました。
ということで、本日は2件目をお話させていただきます。
自分の主観を入れてはならない
昨日の件は、文章上の表現がクライアント様の企業イメージと違うということで修正を依頼されたのですが、本日紹介する件は、ある商品のどこに焦点を当てるべきかという点で認識が異なっていました。
その商品とはサラダなのですが、農家さんから野菜を家庭に直送するというものです。
ただ、野菜だけではたんぱく質などが不足するので、たんぱく質も摂取しなければならない。
では、そのようなたんぱく質の豊富な食材も一緒に梱包してお届けしようというものです。
クライアント様としては、この商品の最も注目して欲しいところを、メインディッシュにもなりうる豪華さとしていました。
これ一皿で食卓が華やぐ、主役になりうるサラダと言うところだったようです。
しかし僕は、このサラダの注目ポイントは栄養豊富なところだと思っていたのです。
これ一品で栄養バランスがとれているので、ダイエット中の人にもピッタリだとか、家族の健康を考えたらこれだとか、そういう訴求で説明文を書いていたのです。
これは、僕がクライアント様の話を聞きながら、自分の主観を入れて、いちばんの訴求ポイントは栄養バランスだと思いこんでしまっていたのが原因です。
しかし、人は無意識のうちに判断を入れてしまうもの
ただ、言い訳をさせていただけないでしょうか。
確かに、僕の主観で訴求ポイントを間違ってしまったことは認めます。
しかし、クライアント様にいただいた企画書を読むと、一番紙面を割いていたのは栄養面に関してだったのです。
なぜ、このサラダがいいのかという説明では、栄養バランスがとれているという点に最もフォーカスが当てられていたのです。
いえ、すみません。
でもやはり、僕が悪いのです。
企画書はいただきましたが、それとは別に打ち合わせで話をしています。
そのときに、このサラダのごちそうである点にスポットを当てたいと言われていました。
それを、企画書を読んで、勝手に訴求ポイントを変えてしまったのは僕です。
完全に僕のミスでした。
ニュートラルでいる
人は無意識のうちに判断し、それにより方向性を間違ってしまうとお話しました。
では、このような過ちを犯さないためにはどうしたら良いのでしょうか。
やはり、このような齟齬が起きないように、クライアント様とは密に意思疎通をすべきです。
疑問点があれば、必ず確認をしなければなりません。
しかし、疑問を持たず勘違いすることもあるのでは? と思われるかもしれません。
たしかにそうです。
どちらかというと、このパターンのほうが対処しづらいです。
このような場合には、自分では勘違いに気づけないことが多いでしょう。
ですから、いつも自分を疑う必要があるのではないでしょうか。
間違いではないと思っていることでも、あえて疑って、クライアント様に確認するとよいのではないでしょうか。
常にニュートラルな立場に立って、間違いは起こるべきものでどこにその間違いが潜んでいるかわからないと思い、頭に浮かぶことを1つずつ確認していくことが大事です。
特に初動に気をつける
特に気をつけたいのは、初期の段階です。
細かな枝葉の部分の間違いの修正は比較的簡単ですが、根っこや幹の部分で間違えてしまうとすべてが修正対象になることもあります。
そして、この根っこや幹の部分というのは、初期の作業となりますので、早い段階で間違っていると大きな問題につながります。
ですから、案件が始まる時は、しっかりと意識の共有をしてから作業に入るようにしましょう。
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